• 本

ことばの顔

中公文庫

出版社名 中央公論新社
出版年月 2004年4月
ISBNコード 978-4-12-204352-7
4-12-204352-2
税込価格 880円
頁数・縦 290P 16cm

商品内容

要旨

ことばはいつもちぐはぐだ。いつも過剰、いつも過少。ことばはそうしたずれを孕んだままやりとりされる。ことばを表現とか記号ではなく、ふるまいや身ぶりと考えてみたら?そうしてパスカル、デカルト、九鬼周造、村上龍など古今東西の哲学者、作家の名文句や「ソッコー」「キレる」等の流行語が生み出される無限の世界を読み解いてみよう。

目次

1 名文句を読む
2 いま、ことばの感触
3 遊びをせんとや…―世紀末のキーワード(荻野アンナ氏との対談)
4 モード死語辞典―こんなのあったの?
5 思考と言葉
ふろく しんみり、どっきり。

著者紹介

鷲田 清一 (ワシダ キヨカズ)  
1949(昭和24)年、京都市に生まれる。1972(昭和47)年、京都大学文学部卒業。関西大学教授を経て現在は大阪大学教授。専門は哲学。これまで、現象学の視点から、身体、他者、顔、規範、所有、モード、国家などを論じるとともに、美術・ファッション批評をおこなってきたが、近年は哲学的思考をケアや教育など社会のさまざまな現場につなげる「臨床哲学」のプロジェクトに取り組んでいる。1989(平成元)年、『分散する理性―現象学の視線』『モードの迷宮』でサントリー学芸賞、2000(平成12)年、『「聴く」ことの力―臨床哲学試論』で桑原武夫学芸賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)