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側近日誌 侍従次長が見た終戦直後の天皇

中公文庫 き45−1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2017年2月
ISBNコード 978-4-12-206368-6
4-12-206368-X
税込価格 1,540円
頁数・縦 571P 16cm

商品内容

要旨

天皇は退位すべきか?首都を東京から遷すべきか?宮中祭祀はどうなる?マッカーサー司令部の本音は?敗戦という未曾有の事態に対して、昭和天皇がとった「独自の行動」とは?側近が綴るその「肉声」

目次

側近日誌(昭和二十年
昭和二十一年)
関係文書(侍従職記録
聖談拝聴録原稿(木下のメモ)1「緒言」 ほか)
父のこと(はじめに
父・木下道雄のこと)
解説 昭和天皇と『側近日誌』の時代(宮中改革
皇子たちの教育問題 ほか)

おすすめコメント

敗戦という未曾有の事態に対して、昭和天皇がとった「独自の行動」とは? 天皇がマッカーサーと会見した直後の昭和二十年十月から翌年五月にかけ、退位論や遷都論かまびすしい最中、日本人と皇室の将来をかけて自ら行動した昭和天皇の「肉声」を綴った侍従次長の貴重な記録。〈解説〉高橋紘

著者紹介

木下 道雄 (キノシタ ミチオ)  
明治20(1887)年生まれ。父・木下廣次は京都帝国大学初代総長。45年、東京帝国大学法学部卒業、内務省入省。大正6(1917)年、内閣書記官、13年、東宮事務官兼宮内書記官、東宮侍従となる。以後、大臣官房総務課長、内匠頭、帝室会計審査局長官等を歴任し、昭和20(1945)年10月から翌年5月まで、侍従次長(皇后宮大夫兼任)を務める。以後、宮内省御用掛、皇居外苑保存協会理事長を経て、49年12月死去
高橋 紘 (タカハシ ヒロシ)  
昭和16(1941)年、東京生まれ。40年、早稲田大学法学部卒業、共同通信社入社。宮内庁担当記者、社会部次長、社会部長、取締役事業本部長などを歴任。退職後、静岡福祉大学社会福祉学部教授。平成23(2011)年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)