• 本

額縁のなかの女たち 「フェルメールの女性」はなぜ手紙を読んでいるのか

NHK出版新書 731

出版社名 NHK出版
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-14-088731-8
4-14-088731-1
税込価格 1,595円
頁数・縦 269P 18cm

商品内容

要旨

いくつもの睾丸を持つ女神、いつまでも若いままの聖母マリアと女性化する天使たち、無理な姿勢で立っているボッティチェリのヴィーナス、ファム・ファタルに魅了されたクリムト…古代から現代まで、特異とも思える女性イメージはなぜ生まれ、いかに変遷してきたのか。当時の社会における女性のあり方に注目することで、西洋美術史の新たな一面を描く。

目次

第1章 古代―大地母神と女性イメージの形成(最古のヴィーナス
母なる海、母なる大地 ほか)
第2章 中世―聖母とキリスト教的モラル(穢れと英雄的な死
指輪の交換 ほか)
第3章 ルネサンス―女神の復活と聖母の変容(商家の女たち
復活するヴィーナス ほか)
第4章 近代―ありふれた女たち(対抗宗教改革の女性像
ラヴ・レターを読む女 ほか)
第5章 近代以降―印象派から第二次世界大戦前まで(印象派と女性たち/印象派の発展 ほか)

出版社・メーカーコメント

「女性像」で西洋美術史を読み解く!いくつもの睾丸を持つ女神、いつまでも若いままの聖母マリアと女性化する天使たち、無理な姿勢で立っているボッティチェリのヴィーナス、ファム=ファタルに魅了されたクリムト……古代から現代まで、特異とも思える女性イメージはいかに生まれ、いかに変遷してきたのか。当時の社会における女性のあり方を明らかにすることで、知られざる名画誕生の舞台裏に迫る。

著者紹介

池上 英洋 (イケガミ ヒデヒロ)  
東京造形大学教授。1967年広島県生まれ。東京藝術大学卒業・同大学院修士課程修了。専門はイタリアを中心とした西洋美術史・文化史。著書に、『レオナルド・ダ・ヴィンチ 生涯と芸術のすべて』(第4回フォスコ・マライーニ賞)など。日本文藝家協会会員、美術評論家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)