• 本

原爆初動調査隠された真実

ハヤカワ新書 012

出版社名 早川書房
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-15-340012-2
4-15-340012-2
税込価格 1,078円
頁数・縦 254P 18cm

商品内容

要旨

広島と長崎でアメリカ軍によって戦後行われた「原爆の被害と効果」の大規模調査。残留放射線が計測され、科学者たちが人体への影響の可能性を指摘したにもかかわらず、なぜ事実は隠蔽されたのか。2021年に放送され、放送文化基金賞奨励賞を受賞するなど大きな反響を呼んだNHKスペシャル「原爆初動調査 隠された真実」の内容に、NHK広島・福岡放送局の取材チームによる2年間の長期取材の成果を大幅に加筆し書籍化。戦後78年を経た現在も続く「核の時代」を考える上での必読書。

目次

序章 残された「原爆の謎」
第1章 「結論ありき」だったアメリカ軍の調査
第2章 研究対象の地区で明らかになった「異常値」
第3章 軍とメディアになきものとされた「残留放射線」
第4章 「忖度」は核開発のために
第5章 よみがえった広島・長崎の残留放射線の値
第6章 日本の原爆初動調査 苦闘する科学者たち
第7章 核科学者・レベンソールの極秘資料
第8章 相次いだ「原因不明の死」
第9章 「原因不明の死」は他の地区でも
第10章 「白血球の異常値」その痕跡をたどる
第11章 スパイを送り込んでいたソ連、謎の調査を追う
第12章 被ばくした駐留兵と「共犯者」となった科学者
第13章 七八年前の論理がもたらす核の脅威

出版社・メーカーコメント

広島と長崎でアメリカ軍が戦後行った「原爆の被害と効果」の大規模調査。残留放射線が計測され、科学者が人体への影響の可能性を指摘したにもかかわらずなぜ事実は隠蔽されたのか。2021年に放送後大反響を呼んだ「NHKスペシャル」に新情報を加え書籍化