新版劒岳 点の記
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2009年3月 |
ISBNコード |
978-4-16-328060-8
(4-16-328060-X) |
税込価格 | 1,257円 |
頁数・縦 | 237P 20cm |
商品内容
要旨 |
日露戦争直後、前人未踏といわれ、また、決して登ってはいけない山と恐れられた北アルプス・劔岳。測量官・柴崎芳太郎は、山頂への三角点埋設の至上命令を受け、地元の案内人・長次郎とともに、器材の運搬、悪天候、地元の反感など、さまざまな困難と闘いながら、その頂に挑戦する。そして、設立間もない日本山岳会隊の影が―。我が国最高の撮影監督といわれる木村大作が自らメガホンをとった、畢生の映画化作品の原作にして、新田次郎山岳小説の白眉を、読みやすくした新版。 |
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出版社 商品紹介 |
明治40年、前人未到の劒岳に三角点を設置すべく初登頂に挑んだ男たちを描いた名作を、映画公開に先がけて読みやすくした新版。 |
おすすめコメント
新田次郎の名作が2009年6月に映画公開されるのにあわせて、中学生でも読めるようにやさしい日本語にリメイクした新版。日本地図最後の空白地点だった劒岳に三角点を設置するため、陸軍参謀本部陸地測量部の柴崎芳太郎が、陸軍の威信をかけて、劒岳初登頂と測量を果せと命じられ、地元富山の案内人・長次郎と山に入るが、「雪を背負って登り、雪を背負って帰れ」という行者の謎めいた言葉以外、登頂の手掛かりはない。想像を絶する山道。瓦礫(がれき)だらけの切り立った尾根。雪崩や暴風雨。重さ100キロを超える三角点用の石柱と測量器具を担いだ一行は、はたして――。