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「想定外」の罠 大震災と原発 核と災害1945・8・6−2011・3・11

出版社名 文藝春秋
出版年月 2011年9月
ISBNコード 978-4-16-374440-7
4-16-374440-1
税込価格 1,676円
頁数・縦 331P 20cm

商品内容

要旨

チェルノブイリ、スリーマイル、阪神・淡路、そして東日本大震災―取材歴50年の著者が突く「失敗の核心」。

目次

第1章 絶対安全神話の崩壊―東日本大震災からの警鐘
第2章 放射能が世界にバラまかれた日―チェルノブイリからの警鐘
第3章 炉心溶融―スリーマイル島からの警鐘
第4章 臨界事故―東海村からの警鐘
第5章 原爆被災の記録―広島からの警鐘
第6章 防災の思想とは何か―災害王国からの警鐘
第7章 大災害は必ず「常識」を覆す―阪神・淡路大震災からの警鐘
第8章 復興へ希望の灯―新潟県中越地震・スマトラ沖大地震からの警鐘

出版社
商品紹介

チェルノブイリ、東海村臨界事故、スリーマイル、阪神大震災、奥尻島津波、広島原爆と枕崎台風。事故と災害ルポ50年分が一挙に読める。

おすすめコメント

政府や東電が繰り返した「想定外」。しかし、それが思考停止の言い訳にすぎないことを、柳田氏は事故・災害ジャーナリストの第一人者として明晰に看破します。さらにはスリーマイル島、チェルノブイリ、東海村臨界事故、阪神・淡路大震災など40年分の事故論を収録。すでに警鐘が鳴り響いていたことに驚かされます。福島第一原発の事故調査・検証委員会のメンバーとなった筆者による、「事故論のバイブル」というべき1冊です。

著者紹介

柳田 邦男 (ヤナギダ クニオ)  
1936年栃木県生まれ。60年東京大学卒業、NHK報道記者に。最初の赴任地・広島で原爆直後の台風という「核と災害の二重被害」の原点を見出す。72年『マッハの恐怖』で大宅壮一ノンフィクション賞。作家活動に入り、79年『ガン回廊の朝』で講談社ノンフィクション賞、95年『犠牲〔サクリファイス〕わが息子・脳死の11日』などで菊池寛賞。「クライシス・マネジメント」を提唱し、日航ジャンボ機墜落事故、JR福知山線脱線事故などの検証に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)