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ジハーディ・ジョンの生涯

出版社名 文藝春秋
出版年月 2016年7月
ISBNコード 978-4-16-390470-2
4-16-390470-0
税込価格 2,090円
頁数・縦 349P 20cm

商品内容

要旨

著者はかつて、当局にイスラム過激派と疑われたために職も婚約者も失ったと訴える、ムスリムの青年を取材したことがあった。クウェート難民としてロンドンで育ち、大学でITを学んだ礼儀正しい青年、モハメド・エムワジは数年後、イスラム国の黒覆面の処刑人「ジハーディ・ジョン」となり、湯川遙菜さんや後藤健二さんらを斬首することになる。エムワジはなぜ、凶悪なテロリストになったのか。「ジョン」と会った唯一のジャーナリストによる、決定的評伝。

目次

序章 わたしは「ジョン」に会っていた
第1章 クウェートから来た少年
第2章 イスラム過激派のネットワーク
第3章 MI5とアフリカの角
第4章 素顔のエムワジ
第5章 監視対象
第6章 シリアへの道
第7章 世界を震撼させた斬首
第8章 ジハーディ・ジョンの仮面をはぐ
第9章 テロリストの逆流
最終章 「ゼロ・トレランス」の罠

おすすめコメント

工科大学の物静かな学生が、ISの処刑人として後藤健二さんを殺害するまで クウェート難民としてロンドンで育った少年は、なぜイスラム国の斬首人となったのか。彼と会った唯一のジャーナリストによる評伝。

著者紹介

バーカイク,ロバート (バーカイク,ロバート)   Verkaik,Robert
フリー・ジャーナリスト。イギリス王室の厳しい経済状況、トニー・ブレアの首相在職中の蓄財などを報道。また、グアンタナモ収容所を訪れ、シリアで拷問を受けた囚人にインタビューした。2010年、優れた報道に贈られるオーウェル賞とポール・フット賞にノミネート。イスラム国の処刑人「ジハーディ・ジョン」ことモハメド・エムワジにインタビューした唯一のジャーナリスト
国谷 裕子 (クニヤ ヒロコ)  
米国ブラウン大学卒業。1993年4月から2016年3月まで23年間にわたり、NHK「クローズアップ現代」のキャスターを務める。2011年、日本記者クラブ賞受賞
野中 香方子 (ノナカ キョウコ)  
翻訳家。お茶の水女子大学教育学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)