
女帝と譲位の古代史
文春新書 354
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2003年12月 |
ISBNコード |
978-4-16-660354-1
(4-16-660354-X) |
税込価格 | 858円 |
頁数・縦 | 221P 18cm |
商品内容
要旨 |
現在の皇室典範では女性の皇位継承は認められていないが、古代においては推古天皇以来、複数の女帝が皇位に就いている。従来は、適当な男性の皇位継承者がいないときの「中継ぎ」と見られていた女帝だが、『記・紀』を丹念に読み解けば、女帝が単なる「中断ぎ」ではなく、皇位を安定させ、政治の動揺を未然に防ぐために重要な役割を果たしていたことがわかる。古代天皇制の特徴である「女帝」と「生前譲位」をキーワードに、皇位継承の歴史を描き出す。 |
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目次 |
第1章 卑弥呼と壱与―本格女王の時代 |