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文学全集を立ちあげる

文春文庫 ま2−22

出版社名 文藝春秋
出版年月 2010年2月
ISBNコード 978-4-16-713822-6
4-16-713822-0
税込価格 681円
頁数・縦 325P 16cm

商品内容

要旨

まったく新しい文学観、「いま読んで面白いもの」という大原則で、古典から現代までの世界・日本文学全集を編み直す壮大な試み。ディドロ1巻、ジイド1/3。「プーシキンは原文対訳で」。谷崎3巻、芥川1/2。「大江健三郎は現代の私小説である」などなど。全300巻を選ぶ侃々諤々の編集会議のすべて。

目次

世界文学全集篇(どんな全集を作るのか
イギリス小説のうまさ
フランス作家の盛衰
ロシア、ドイツ文学と日本
アメリカその他
周縁の文学
世界文学全集立て一覧)
日本文学全集篇(この全集のいくつかの原則
古代から近世
江戸文学の豊穣
二十世紀文学の幕開け
白樺派、プロレタリア文学の問題
戦後の文学を見直す視点
日本文学全集立て一覧)

著者紹介

丸谷 才一 (マルヤ サイイチ)  
1925(大正14)年鶴岡市生れ。『年の残り』(1968)で芥川賞受賞。『たった一人の反乱』(1972、谷崎潤一郎賞)『樹影譚』(1988、川端康成文学賞)『輝く日の宮』(2003、泉鏡花文学賞)などの小説、『忠臣蔵とは何か』(1984、野間文芸賞)をはじめとする評論など、数多くの作品がある
鹿島 茂 (カシマ シゲル)  
1949(昭和24)年横浜市生れ。専門は19世紀フランス文学だが、書評、パリや古書に関するエッセイ、性愛論、小説など、広範な執筆を続けている。『職業別パリ風俗』(1999)で読売文学賞、『成功する読書日記』(2002)で毎日書評賞を受賞。明治大学教授
三浦 雅士 (ミウラ マサシ)  
1946(昭和21)年弘前市生れ。雑誌「ユリイカ」(青土社)、「大航海」「ダンスマガジン」(新書館)などの編集長をつとめながら、文芸、現代思想、バレエなどについて活発な評論活動を続ける。『身体の零度』(1994)で読売文学賞、『青春の終焉』(2001)で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)