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不安な録音器

文春文庫

出版社名 文藝春秋
出版年月 2001年6月
ISBNコード 978-4-16-727818-2
4-16-727818-9
税込価格 503円
頁数・縦 299P 16cm

商品内容

要旨

人生の斜面を下りはじめた男のとめどない憂愁の中に、ふと立ちあらわれる過去の記憶。遠ざかった場所から響いてくる執拗な音色。「聖夜」「黄色い窓」「ぽっぺんを吹く女」他、日常の喧騒から曖昧に浮かぶ不思議な時を、短篇小説の名手が10篇の連作でつむぐ。耳をすますと聞こえてくる意識の底の静かな声。

著者紹介

阿刀田 高 (アトウダ タカシ)  
昭和10(1935)年東京に生れる。早稲田大学仏文科卒業。国立国会図書館勤務を経て文筆活動に入り、54年、短篇集「ナポレオン狂」で第81回直木賞を受賞。平成7年、「新トロイア物語」で第29回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)