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帝国ホテルの不思議

文春文庫 む3−3

出版社名 文藝春秋
出版年月 2013年12月
ISBNコード 978-4-16-732803-0
4-16-732803-8
税込価格 759円
頁数・縦 349P 16cm

商品内容

要旨

接客の職人芸が花開くバーやレストラン、1000人ものゲストの顔を記憶しているドアマン、数々の発明品を生み出す施設担当者…日本のホテルの中でも明らかに特別な位置にある帝国ホテル。そこで働く30人の職人を覗き穴に「不思議」を描き出す。入口から内奥まで、誇りに満ちたおもてなしの流儀をご覧あれ。

目次

1 帝国ホテルの顔という領域(総支配人・定保英弥―「あなたの将来は?」「帝国ホテルの総支配人」
総料理長・田中健一郎―電車とヘラブナ釣りが生む傑作メニュー ほか)
2 ロビーという領域(ドアマン・皆川孝則―両替用五千円札、千円札をポケットに用意
ベルマン・二宮修平―人工呼吸用マウスピース携帯 ほか)
3 レストラン・バーという領域(オールドインペリアルバー・早津明人―魅力的な大人の坩堝たる“柿ピー”発祥の場
インペリアルラウンジアクア・勝又康浩―三味三体の舞台空間で学ぶ人間学 ほか)
4 調理場・宴会場という領域(氷彫刻・平田謙三―消える芸術にいそしむ氷彫刻の左甚五郎
ベーカリー・金林達郎―パンと日本人という巨大で厄介な命題 ほか)
5 内蔵される秘密兵器という領域(シューシャイン・キンチャン―映画、ジャズ、そして靴
プロトコール・金子孝―接遇という伝統の隠し味 ほか)

著者紹介

村松 友視 (ムラマツ トモミ)  
昭和15(1940)年東京生まれ。慶應大学文学部卒業後、中央公論社勤務を経て、作家デビュー。昭和57年に『時代屋の女房』で第87回直木賞を受賞、平成9年に『鎌倉のおばさん』で第25回泉鏡花文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)