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老い力

文春文庫 さ18−17

出版社名 文藝春秋
出版年月 2010年11月
ISBNコード 978-4-16-745017-5
4-16-745017-8
税込価格 737円
頁数・縦 246P 16cm

商品内容

要旨

いつまでも若く元気に、美しく!?そんなことを言ったって、老衰、病苦、そして死は必ずやってくるのである。ならば現実を静かに受け入れ、ジタバタせずに人生を全うした方がよくはないか―著者50代から80代の現在まで折に触れ記した「老い」についての“超”現実主義な言葉たち。なぜか心が軽くなる傑作ユーモアエッセイ集。

目次

前書き 備えあれば憂いなし
50代―「本当の年寄り」になる前に覚悟を決める(“快怒”がほしい
夫婦げんかの妙諦 ほか)
60代―孤独に耐えて立つ老人になりたい(いかに上手に枯れるか
私は「私の自然」に従って生きる ほか)
70代―それでも仕事をするのは一番楽しい(楽しさを味わうためにも苦労は必要だ
希望を失ってはいけない ほか)
80代―自然に逆らわず時の流れに沿って(八十一歳の春
曇天の桜 ほか)

著者紹介

佐藤 愛子 (サトウ アイコ)  
大正12年大阪生まれ。甲南高女卒業。戦後、「文芸首都」の同人となり、小説を書き始める。昭和44年「戦いすんで日が暮れて」で第61回直木賞を、昭和54年「幸福の絵」で第18回女流文学賞を受賞。ユーモアにいろどられた世相風刺と、人生の哀歓を描く小説やエッセイは多くの読者のこころをつかむ。父の作家・佐藤紅緑、異母兄のサトウハチローを始め、佐藤家の人々の凄絶な生の姿を描いた大河小説「血脈」の完成により、平成12年第48回菊池寛賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)