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孤高の血族

文春文庫 は41−81

出版社名 文藝春秋
出版年月 2026年4月
ISBNコード 978-4-16-792495-9
4-16-792495-1
税込価格 1,012円
頁数・縦 449P 16cm

商品内容

要旨

地方都市で絶大な影響力を持つ医療一族。初代理事長の父が築いた病院に、かつて異端視された次男・池田利雄が帰還する。海外で最先端医療を学んだ彼は、経営の在り方を刷新し、拡大路線へと舵を切る。親族の権勢さえも削ぎ、巨大な権力を手に入れた利雄だが、やがて悲劇が訪れて…。公安小説の第一人者が描く、原点の物語。

出版社・メーカーコメント

公安小説の第一人者・濱嘉之が、作家デビュー以前に書き上げた原点の一作。後年の公安小説で描かれる〈組織〉〈権力〉〈支配〉の主題は、すでにこの物語に息づいている。【内容紹介】東北の拠点都市で、地域医療を支えてきた名門病院。その病院を中心に、強い結束を誇る医療一族が存在していた。創設者である父が築き上げたその基盤に、かつて一族の中で異端視されていた次男が帰還する。海外で医療と経営を学んだ彼は、病院を「家族の場」ではなく「組織」として再編し、急速な拡大路線へと踏み出していく。事業の成長と引き換えに、家族の関係は次第に変質していく。血縁は役割へ、沈黙は服従へ−−。成功の裏で積み重ねられていく選択は、やがて取り返しのつかない悲劇を呼び寄せる。なぜ人は、血から逃れられないのか。なぜ組織は、必ず誰かを切り捨てるのか。公安小説で組織と権力の闇を描き続けてきた濱嘉之が、その原点として描いた、一族という「構造」の物語。

著者紹介

濱 嘉之 (ハマ ヨシユキ)  
1957年、福岡県生まれ。中央大学法学部卒業後、警視庁入庁。警備部警備第一課、公安部公安総務課などを経て、警察庁警備局警備企画課、内閣官房内閣情報調査室、再び公安部公安総務課を経て、生活安全部少年事件課に勤務。警視総監賞、警察庁警備局長賞など受賞多数。2004年、警視庁警視で辞職。衆議院議員政策担当秘書を経て、2007年『警視庁情報官』(講談社文庫)で作家デビュー。危機管理コンサルティング事務所代表を務めるかたわら、各メディアでコメンテーターとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)