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世界の99%を貧困にする経済

出版社名 徳間書店
出版年月 2012年7月
ISBNコード 978-4-19-863435-3
4-19-863435-1
税込価格 2,090円
頁数・縦 415P 20cm

商品内容

要旨

大衆を食いものにして、何の責任もとらず、富をむさぼる上流層。その手口は、政治・経済のルールを自分たちに都合よく作り上げ、それがすべての人々の利益になると大衆に信じ込ませるものだった。アメリカ、ヨーロッパ、そして日本で拡大しつつある「不平等」の仕組みを解き明かし、万人に報いる経済システムの構築を提言する。

目次

序 困窮から抜け出せないシステム
第1章 1%の上位が99%の下位から富を吸い上げる
第2章 レントシーキング経済と不平等な社会のつくり方
第3章 政治と私欲がゆがめた市場
第4章 アメリカ経済は長期低迷する
第5章 危機にさらされる民主主義
第6章 大衆の認識はどのように操作されるか
第7章 お金を払える人々のための“正義”
第8章 緊縮財政という名の神話
第9章 上位1%による上位1%のためのマクロ経済政策と中央銀行
第10章 ゆがみのない世界への指針

出版社
商品紹介

日米同時刊行。ノーベル賞経済学者が金融危機と異形の社会構造を、最新動向を交えて徹底分析。世界経済の未来はどうなる?

著者紹介

スティグリッツ,ジョセフ・E. (スティグリッツ,ジョセフE.)   Stiglitz,Joseph E.
2001年「情報の経済学」を築き上げた貢献によりノーベル経済学賞受賞。1943年米国インディアナ州生まれ。エール大学はじめオックスフォード、プリンストン、スタンフォード大学で教鞭をとる。1993年クリントン政権の大統領経済諮問委員会に参加、95年より委員長に就任し、アメリカの経済政策の運営にたずさわった。97年に辞任後、世界銀行の上級副総裁兼チーフエコノミストを2000年1月まで務める。行動する経済学者として、世界を巡りながら経済の現状を取材し、市場万能の考え方を強く批判
楡井 浩一 (ニレイ コウイチ)  
1951年生まれ。北海道大学卒業。英米のノンフィクション翻訳で活躍
峯村 利哉 (ミネムラ トシヤ)  
1965年生まれ。青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科卒。英米の翻訳で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)