• 本

透きとおった悪

出版社名 紀伊国屋書店
出版年月 1991年2月
ISBNコード 978-4-314-00552-4
4-314-00552-1
税込価格 1,923円
頁数・縦 250P 20cm

商品内容

要旨

時代は世紀末に―いよいよ先の見えなくなる社会の動き。かつて「消費社会」論の新時代を拓いたボードリヤールが、この世紀末の世界を見きわめ、近未来的な予測を展開した成果がここにある。彼は言う―。〈悪〉が眼にみえない膜となって、世界を覆っている、と。きわめて今日的な事象を数多くとりあげ、あざやかに解読してゆく本書は、推理小説を読むような意外性と、SFを読むような想像の快楽を与えてくれる。

目次

狂宴の後で
美的なものを越えて
性的なものを越えて
経済を越えて
超伝導体的な出来事
オペレーショナルな白さ
ゼロックスと無限
消毒と有毒性
欲動と斥力
テロリズムの鏡
悪はどこへ行ったのか?
ネクロスペクティヴ
エネルギーの運命
呪われた部分のテオレマ
ラディカルな他者性