カラヤンがクラシックを殺した
光文社新書 380
出版社名 | 光文社 |
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出版年月 | 2008年11月 |
ISBNコード |
978-4-334-03483-2
(4-334-03483-7) |
税込価格 | 902円 |
頁数・縦 | 286P 18cm |
商品内容
要旨 |
20世紀を代表する指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤン。その流麗な「美」に魅せられた人は少なくないだろう。しかし、「カラヤン以後」、音楽の風景は一変し、何かが決定的に失われてしまったことに気づいているだろうか。かつて音楽を聴く聴衆は、その成り立ちに息を潜めるがごとく、宗教儀式のように音楽を体験し、享受した。そこには特別な「意味」が存在した―。本書は、カラヤンの音楽と、それを鋭く断罪する二人の音楽家、オットー・クレンペラーとヘルベルト・ケーゲルの、絶望や狂気、矛盾や破滅が内在する『危険な音楽』を通して、20世紀から現代までを覆う「負の遺産」を問い直し、音楽、芸術、そして人間存在を考える。 |
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目次 |
第1章 音楽の悪魔―プロレゴーメナ(死後20年目のブーム |