• 本

森山大道 路上スナップのススメ

光文社新書 478

出版社名 光文社
出版年月 2010年8月
ISBNコード 978-4-334-03581-5
4-334-03581-7
税込価格 1,045円
頁数・縦 206P 18cm

商品内容

要旨

60年代、「ブレ・ボケ・アレ」と呼ばれる作風で注目を集めたカメラマン・森山大道。あれから半世紀。路上に立ち続けた彼が、フィルムカメラ、デジカメを駆使して撮り下ろしスナップを敢行。砂町、佃島、銀座、羽田といった東京の街のほか、北関東を縦横にひた走り、いつものモノクローム以外にカラー写真も撮影。自身のスナップに対する考えや視点、カメラマンとしての姿勢やそのノウハウについて語った、写真学校の学生、カメラ愛好家必携のスナップ入門書。

目次

序章 スナップとはなにか
1 砂町―好適な修練場、商店街
2 佃島―水辺のスナップ
3 銀座―デジタルことはじめ
4 羽田―風景写真と絵葉書の写真
5 国道―スピードのなかで擦過する視界
終章 森山大道とは

おすすめコメント

写真家・森山大道氏が下町を歩いて撮り下ろした写真を、コンタクトプリントから見ていく。対象の見つけ方、光・天候、モノクロとカラー、フィルムとデジタル、誰もが手軽に写真を取れるようになった時代の作家性など、いくつかのテーマをもとにスナップの方法が解説される。森山氏は、60年代に「アレ・ブレ・ボケ」と呼ばれる前衛的作風で注目を集め、多くの雑誌や写真集などの作品を発表し、海外での評価も高い。また、そのほとんどの作品がモノクロである。スナップで歩いた下町は、砂町銀座、佃、羽田、また地方では、群馬と栃木。ロケーションごとの章立てとなっており、コンタクトプリントの解説とそこでピックアップされた写真が、章の最後にまとめて掲載されるという豪華な構成になっている。

著者紹介

森山 大道 (モリヤマ ダイドウ)  
1938年、大阪府生まれ。’64年にカメラマンとして独立。’68年、ブレ・ボケ・アレと称される前衛的写真の先陣を切り、『にっぽん劇場写真帖』を発表。以降、写真という概念/制度の最大限までの拡張・解体を試みる。世界的評価も高く、’99年のサンフランシスコ近代美術館を皮切りに2年にわたって全米を巡回した回顧展や、2003年、パリのカルティエ現代美術財団での個展など、海外でも大規模な展覧会を多数開催
仲本 剛 (ナカモト タケシ)  
1968年、神奈川県生まれ。フリーの雑誌ライター業の傍ら、写真集を制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)