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松本清張短編全集 01

西郷札

光文社文庫 ま1−13

出版社名 光文社
出版年月 2008年9月
ISBNコード 978-4-334-74476-2
4-334-74476-1
税込価格 681円
頁数・縦 317P 16cm
シリーズ名 松本清張短編全集

商品内容

要旨

西南の役の賊軍が発行した軍票「西郷札」。出役した佐土原士族が、血のつながらぬ妹と、東京でめぐり逢ったとき、悲劇の幕が開いた。明治初年の投機騒動に材を取り、人の心に巣くう情念の炎を描いた処女作「西郷札」のほか、坂口安吾をして、推理小説作家としての著者の未来を予言させた芥川賞受賞作「或る『小倉日記』伝」など、最初期の名作八編で編まれた「短編全集」第一巻。

著者紹介

松本 清張 (マツモト セイチョウ)  
1909年北九州市生まれ。給仕、印刷工などの職業を経て、朝日新聞西部本社に入社。懸賞小説に応募入選した「西郷札」が直木賞候補となり、’53年に「或る『小倉日記』伝」で、芥川賞を受賞。’58年に刊行された『点と線』は、推理小説界に「社会派」の新風を呼び、空前の松本清張ブームを招来した。ミステリーから、歴史時代小説、そして、古代史、近現代史の論考など、その旺盛な執筆活動は多岐にわたり、生涯を第一線の作家として送った。’92年に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)