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巨鯨の海

光文社文庫 い49−3

出版社名 光文社
出版年月 2015年9月
ISBNコード 978-4-334-76974-1
4-334-76974-8
税込価格 770円
頁数・縦 430P 16cm

商品内容

要旨

江戸時代、紀伊半島の漁村・太地に、世界でもまれな漁法「組織捕鯨」を確立した人々がいた。磨かれた技を繰り出し、集団で鯨に立ち向かう「鯨組」は、仲間との強い絆と厳しい掟により繁栄を極めた。命を削る凄絶な戦いゆえに、鯨にも畏布の念をもって立ち向かう彼ら。江戸末期から明治へ、共同体の熱狂の季節と終焉を躍動感溢れる筆致で描く、全六編の一大クロニクル!

おすすめコメント

いま最も熱い時代作家である著者が歴史の大きなうねりを描く。直木賞候補作品で、高校生直木賞に選ばれた傑作、待望の文庫化。

著者紹介

伊東 潤 (イトウ ジュン)  
1960年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。外資系企業に長らく勤務後、文筆業に転じる。『巨鯨の海』で第4回山田風太郎賞と第1回高校生直木賞を受賞、『この時代小説がすごい!2014年版』単行本部門第1位にも選定される。また、『黒南風の海加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(PHP研究所)で本屋が選ぶ時代小説大賞2011を、『国を蹴った男』(講談社)で第34回吉川英治文学新人賞を、『義烈千秋天狗党西へ』(新潮社)で第2回歴史時代作家クラブ賞作品賞を、『峠越え』(講談社)で第20回中山義秀文学賞を、それぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)