ブックデザイナー鈴木一誌の生活と意見 2005−2016
| 出版社名 | 誠文堂新光社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2017年7月 |
| ISBNコード |
978-4-416-61776-2
(4-416-61776-3) |
| 税込価格 | 2,750円 |
| 頁数・縦 | 373P 19cm |
商品内容
| 要旨 |
生活者そして知識人としてのデザイナー12年間のクロニクル。はじめてのエッセイ集である。 |
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| 目次 |
タイポグラフィの薄さ |



おすすめコメント
グローバル化やネットワーク化によって社会が大きく変動するなかで, デザインについての話題はもっぱら経済と技術あるいはビジネスの方法としての思想に集中し, 人間や文化への視点はどんどん置き去りにされていった。約半世紀にわたってブックデザインの世界で活動し, 写真,映像についての著述でも知られる著者が, 生活者としての視点から日常の出来事や現代社会にひそむデザインの政治性や権力性について2005年以降に発表してきたエッセイのほか, 各誌に発表してきた書評やレビュー,コメントを集成。地に足の付いた生活や制作の現場から立ち上がってくるデザイン批評。エンブレム騒動をはじめ現代日本における「デザイン」のありようが改めて問われているいま, デザインを通じて多数の書物や才能とかかわり, 「『知恵蔵』裁判」を通じて法とデザインの衝突にいちはやく身を置いてきたブックデザインの巨匠が, 積年の知見を次の世代へとつなげていく。