
木を見る西洋人森を見る東洋人 思考の違いはいかにして生まれるか
| 出版社名 | ダイヤモンド社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2004年6月 |
| ISBNコード |
978-4-478-91018-4
(4-478-91018-9) |
| 税込価格 | 2,200円 |
| 頁数・縦 | 296P 20cm |
商品内容
| 要旨 |
文化によって世界観が変わっても、人間がものを考えるために用いる道具は同じだと誰もが思っている。肌の色や国籍、宗教が違っても、ものごとを知覚したり、記憶したり、推論したりするために用いる道具は同じである。論理的に正しい文章は、日本語であれ英語であれヒンズー語であれ、正しいことに変わりはない。同じ絵を見ている中国人とアメリカ人がいれば、彼らの脳裏に映る画像は当然同じものである。だが、もし、すべてが間違っているとしたら?本書は、東洋人と西洋人の心や思考のかたちが文化によっていかに違うか、その違いはなぜ生じるのかを科学的に解明する。「世界についての考え方は根本的にひとつである」とする認知科学の大前提に挑戦した知的興奮の書である。 |
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| 目次 |
序章 世界に対する見方はひとつではない |


おすすめコメント
なぜ世界観がこんなにも違うのか?東洋人と西洋人のものの見方・考え方が文化によっていかに違うのか、なぜ違うのかを科学的に解明した第一級の書!認知科学の大前提を覆す、知的興奮にあふれた一冊です。
出版社・メーカーコメント
東洋人と西洋人のものの見方や考え方が文化によっていかに違うのか、なぜ違うのかを科学的に明らかにした第一級の書!
内容抜粋
本書「訳者あとがき」より
本書によれば、東洋人のものの見方や考え方は「包括的」であり、西洋人のそれは「分析的」であるという。包括的思考とは、人や物といった対象を認識し理解するに際して、その対象を取り巻く「場」全体に注意を払い、対象とさまざまな場の要素との関係を重視する考え方である。他方、分析的思考とは、何よりも対象そのものの属性に注意を向け、カテゴリーに分類することによって、対象を理解しようとする考え方である。言い換えれば、東洋人は「森全体を見渡す」思考、西洋人は「大木を見つめる」思考の様式をもっているということである。ニスベットは、自らが手がけた数々の心理学実験を紹介しながら、両者の違いをわかりやすく描き出してみせた。たとえば、水中の様子を描いたアニメーションをアメリカ人と日本人の大学生に見せたところ、アメリカ人はもっぱら大きくて目立つ魚に注目したのに対し、日本人はまず背景の環境全体に眼を向けるところから観察を始めた。また、別の実験では、アメリカ人と中国人の大学生に三つの単語(たとえばパンダ、サル、バナナ)を示して、これらのうちどの二つが仲間であるかを尋ねたところ、アメリカ人はパンダとサルを選んだが、中国人はサルとバナナを選んだ。中国人は、「動物」というカテゴリーよりも「サルはバナナを食べる」という関係を重視したのである。