戦中派虫けら日記 滅失への青春
ちくま文庫
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 1998年6月 |
ISBNコード |
978-4-480-03409-0
(4-480-03409-9) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 602P 15cm |
商品内容
要旨 |
あの時代、青空だけは美しかった。20歳の青年は、軍需工場で働いていた。医学校を志しながら、本を読んでいた。どんな将来のためかまるでわからないまま。 |
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おすすめコメント
『戦中派虫けら日記』(昭和17〜19年・著者19〜21才)に続く、昭和20年・著者22才時の日記。連日のように続く空襲、人類初の原爆体験、無条件降伏、終戦直後の異常な混乱と進駐軍の上陸……日本への憂情と青春の鬱屈をかかえた1人の医学生がかつてないドラマチックな年の体験を克明に記録している。歴史の激動の中を懸命に貪欲に生きる庶民の生活史としても貴重な資料といえる。