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頭を冷やすための靖国論

ちくま新書 640

出版社名 筑摩書房
出版年月 2007年1月
ISBNコード 978-4-480-06341-0
4-480-06341-2
税込価格 792円
頁数・縦 236P 18cm

商品内容

要旨

「靖国問題」が世上を騒がすようになって久しいが、議論の着地点は一向に見えてこない。「靖国派」も「反靖国派」もイデオロギーと感情論に染め抜かれた主張をくり返すばかりだ。こうした議論のもつれは両者がともに問題の本質をとらえ損なったゆえに生じたのではないか。では、この問題の真因とは何か。本書は、靖国をめぐる根深い対立・矛盾を生んだ戦後改革の隠蔽された真実を丹念に読み解くことで、問題の核心をリアルに考え抜く手がかりを与える。今こそ冷静になるための必読書。

目次

第1章 平成版「統帥権干犯問題」?
第2章 歴史のなかの靖国問題
第3章 この問題の割り切れなさ
第4章 天皇の宗教としての国家神道
第5章 神道指令と宗教法人令の真相
第6章 矛盾の顕在化としての靖国問題
第7章 もう一度、あの戦争を考える

おすすめコメント

戦後のねじれの原像 「もつれ」の真因は靖国の戦後改革がはらむ矛盾にある! 賛成派・反対派ともに知っておきたい歴史の深層――

著者紹介

三土 修平 (ミツチ シュウヘイ)  
1949年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。経済企画庁、神戸大学大学院経済学研究科、愛媛大学法文学部教授を経て、東京理科大学理学部教授。経済学博士(神戸大学)。経済学の研究・教育に携わる傍ら、長年宗教問題にも取り組み、求道的側面と社会批評的側面との両面で活動。奈良の東大寺(華厳宗)で得度(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)