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モテる構造 男と女の社会学

ちくま新書 1216

出版社名 筑摩書房
出版年月 2016年11月
ISBNコード 978-4-480-06923-8
4-480-06923-2
税込価格 836円
頁数・縦 206P 18cm

商品内容

要旨

女は女らしく、男は男らしく―。旧態依然とした価値観だが、どっこい今も生き残っている。どうしてなのだろうか?性別の「らしさ規範」(女らしさ・男らしさ)が社会から消えないのは、どういう相手を性愛の対象として好きになるかという、人間の「感情」に固く結びつけられているからだ。しかも面倒なことに、性別規範は男女非対称にできている。だから「できる女はモテる」ということにはならない。本書では、社会的な性別機能の身も蓋もない現実を、透徹した視線で分析。男女それぞれの生き難さのカラクリを解剖し、社会構造変化の中でそれがどう変わりうるのかを俯瞰する。

目次

第1章 男と女の関係学
第2章 男らしさ・女らしさとは何か?
第3章 性別規範の機能―社会にどのように利用されているか
第4章 性差別の背景―できる女はモテないか?
第5章 近代社会の構造転換―男女の生き難さの変貌
第6章 ジェンダーの発達理論
第7章 ケアは女の役割か―男が触ると「いやらしい」?

おすすめコメント

女は女らしく、男は男らしく。こんな価値観が生き残っているのはなぜか。3つの性別規範が、男女非対称に機能している社会構造を暴く。

著者紹介

山田 昌弘 (ヤマダ マサヒロ)  
1957年東京都生まれ。1981年東京大学文学部卒。1986年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、中央大学文学部教授。専門は家族社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)