不道徳的倫理学講義 人生にとって運とは何か
ちくま新書 1409
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2019年5月 |
ISBNコード |
978-4-480-07213-9
(4-480-07213-6) |
税込価格 | 1,100円 |
頁数・縦 | 360,6P 18cm |
商品内容
要旨 |
我々がこの世界で何をなし、何を受け取るかは、「運」というものに大きく左右されている。しかし、あるべき行為や人生をめぐって議論が交わされるとき、なぜかこの「運」という要素は無視されがちだ。特にその傾向は、道徳や倫理について学問的な探究を行う倫理学に顕著である。それはいったいなぜだろうか。本書では、運が主に倫理学の歴史のなかでどう扱われ、どのように肯定や否定をされてきたのか、古代ギリシアから現代に至る人々の思索の軌跡を追う。そしてその先に、人間のあるがままの生をとらえる道筋を探る。 |
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目次 |
第1部 「運」の意味を探る(現代における「運」 |