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日本人の思考 ニッポンの大学教育から習性を読みとく

ちくま新書 1855

出版社名 筑摩書房
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-480-07684-7
4-480-07684-0
税込価格 1,056円
頁数・縦 264P 18cm

商品内容

要旨

議論しても似たような結論になっていませんか?ニセものの演繹型思考/「追いつけ!」から抜け出せない/カタカナ語の氾濫/価値判断を避けようとする/言葉と概念を曖昧にしがち…借り物の言葉で「考えがち」なその理由。

目次

第1章 大学の「大衆化」とは何かを問い直してみる
第2章 日本の大学は翻訳語でできている
第3章 翻訳学問から思考の習性を読みとく
第4章 言葉と知識のかけ違え―「大衆」と「階級」
第5章 こぼれおちる概念―「階級」と「(社会)階層」
第6章 現実にそぐわない言葉の使われ方
第7章 キャッチアップ型思考とグローバル化

出版社・メーカーコメント

ニセ演繹型思考、欧米に追いつけ思考、カタカナ語の氾濫。なぜ私たちは考え方のクセがついてしまったのか? 議論しても似たような結論になる理由がわかる。

著者紹介

苅谷 剛彦 (カリヤ タケヒコ)  
1955年東京生まれ。東京大学教育学部卒、同大学大学院修士、ノースウェスタン大学で博士号取得(社会学)。東京大学教育学研究科教授、オックスフォード大学教授などを歴任。現在はオックスフォード大学名誉教授、上智大学特任教授。専門は社会学、現代日本社会論。主な著書に『階層化日本と教育危機―不平等再生産から意欲格差社会へ』(有信堂高文社、2001年大佛次郎論壇賞奨励賞)、『教育の世紀―学び、教える思想』(弘文堂=ちくま学芸文庫増補版、2005年、サントリー学芸賞)『追いついた近代消えた近代―戦後日本の自己像と教育』(岩波書店、毎日出版文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)