
美学の逆説
ちくま学芸文庫
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2003年12月 |
ISBNコード |
978-4-480-08795-9
(4-480-08795-8) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 332P 15cm |
商品内容
要旨 |
主観的・個人的な感性の問題である“美”にとって、客観的な論理や学問は可能だろうか?美学的営為はそのはじまりから、すでに逆説的事態を宿しているといえよう。低級感覚たる味覚を感性論としての美学に変容させようとする「味覚の不幸」、カントの『判断力批判』に即し崇高と芸術との内在的関係を問う「崇高と芸術」、私たちにとって身近に芸術を体感できる美術館という制度の逆説をめぐる「比較芸術学と美術館的知」など、美学が孕み持つ諸問題を、鋭くスリリングに解き明かす力作論考9篇。 |
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目次 |
1 味覚の不幸 |