• 本

米・百姓・天皇 日本史の虚像のゆくえ

ちくま学芸文庫 ア17-4

出版社名 筑摩書房
出版年月 2011年1月
ISBNコード 978-4-480-09348-6
4-480-09348-6
税込価格 1,210円
頁数・縦 280P 15cm

商品内容

要旨

日本とはどんな国なのか、なぜ米が日本の歴史を解く鍵なのか、通史を書く意味は何なのか。きわめて枢要でありながらも、これまであまり語られてこなかった興味深い問題の数々。先鋭的な現代日本史学の泰斗、網野善彦、石井進が、古代律令制から明治時代に至るまでを、エキサイティングに、そして縦横無尽に語りつくす。対談形式のため、高度な内容であるにもかかわらず、読者にも理解しやすく、読み進むにつれ、この日本という国の真の姿が眼前に立ち現われてくる。今までイメージされてきた国家像や、定説とされていた歴史観に根本的な転回を迫る衝撃的な書。

目次

第1章 通史を書く意味
第2章 なぜ「米」なのか
第3章 支配者はなぜ「米」に固執するのか
第4章 天皇と「米」
第5章 「百姓=農民」は虚像か
第6章 倭国から日本へ―国号の問題
第7章 農本主義と重商主義
第8章 差別・被差別はどこからくるか
第9章 歴史のつくる虚像―まとめ

著者紹介

網野 善彦 (アミノ ヨシヒコ)  
1928‐2004年。東京大学文学部国史学科卒業。日本中世史専攻
石井 進 (イシイ ススム)  
1931‐2001年。東京大学文学部国史学科卒業。日本中世史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)