学習の生態学 リスク・実験・高信頼性
ちくま学芸文庫 フ48−1
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2022年3月 |
ISBNコード |
978-4-480-51098-3
(4-480-51098-2) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 490P 15cm |
商品内容
要旨 |
医療現場、原子力発電所等、一つ間違えば大きな事故が生じうる組織において、学習はどのようになされるか―。失敗を含む「日常的実験」の繰り返しこそ、現場での学習の資源である。本書では、このリスクを伴う試行錯誤を許す空間を「学習の実験的領域」と呼び、法的・経済的諸条件に影響され、組織ごと、状況ごとに変動するその不安定なありようを明らかにする。フィールドワークや豊富な民族誌的資料をもとに、学習を社会科学のテーマとして扱い、状況的学習論といった従来の理論モデルを超える新たな枠組みを示した。事故と安全、科学技術、組織といった具体的文脈のもとでの学習を考える、数々の概念装置を与える書。 |
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目次 |
1 実践から日常的実験へ―学習理論の再検討(野生の知識工学―「暗黙知」の民族誌のための序論 |
出版社・メーカーコメント
現場での試行錯誤を許す「実験的領域」はいかに成立するか。救命病棟、原子力発電所、学校等、組織での学習を解く理論的枠組みを示す。解説 熊谷晋一郎