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テロ

出版社名 東京創元社
出版年月 2016年7月
ISBNコード 978-4-488-01056-0
4-488-01056-3
税込価格 1,760円
頁数・縦 158P 20cm

商品内容

要旨

2013年7月26日、ドイツ上空で旅客機がハイジャックされた。テロリストがサッカースタジアムに旅客機を墜落させ、7万人の観客を殺害しようと目論んだのだ。しかし緊急発進した空軍少佐が独断で旅客機を撃墜する。乗客164人を殺して7万人を救った彼は英雄か?犯罪者か?結論は一般人が審議に参加する参審裁判所に委ねられた。検察官の論告、弁護士の最終弁論ののちに、有罪と無罪、ふたとおりの判決が用意された衝撃の法廷劇。どちらの判決を下すかは、読んだ「あなた」の決断次第。

目次

テロ(第一幕
第二幕
評決
有罪判決
無罪判決)
是非ともつづけよう

おすすめコメント

2013年7月26日、ドイツ上空で旅客機がハイジャックされる。テロリストはサッカースタジアムに旅客機を墜落させ、7万人を殺害しようと目論む。しかし緊急発進したドイツ空軍のコッホ少佐が独断で旅客機を撃墜し、164人の命を奪った。164人を殺して7万人を救った彼は英雄か? 罪人か? 答えは一般人が審議に参加する参審員裁判に委ねられた。有罪と無罪、ふたつの結末が用意され、ドイツで大激論を巻き起こしている法廷劇!

著者紹介

シーラッハ,フェルディナント・フォン (シーラッハ,フェルディナントフォン)   Schirach,Ferdinand von
1964年ドイツ、ミュンヘン生まれ。ナチ党全国青少年最高指導者バルドゥール・フォン・シーラッハの孫。1994年からベルリンで刑事事件弁護士として活躍する。デビュー作である『犯罪』(2009)が本国でクライスト賞、日本で2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位を受賞した
酒寄 進一 (サカヨリ シンイチ)  
1958年生まれ。ドイツ文学翻訳家。上智大学、ケルン大学、ミュンスター大学に学び、新潟大学講師を経て和光大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)