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クリスティを読む! ミステリの女王の名作入門講座

KEY LIBRARY

出版社名 東京創元社
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-488-01545-9
4-488-01545-X
税込価格 1,980円
頁数・縦 202P 19cm

商品内容

要旨

数々の名作が世界中で読まれ、翻訳され、映像化・舞台化され、没後48年を経ても変わらぬ人気を保ち続ける―まさしくミステリの女王、アガサ・クリスティ。大人気カルチャー講座「アガサ・クリスティを読む」の講師を務める書評家が、“探偵”“舞台と時代”“人間関係”そして“騙しのテクニック”に焦点を当て、各章でテーマに沿ったおすすめ作品を紹介しながら魅力を丁寧に語ります。最終章“読者をいかにミスリードするか”では、女王の驚くべきテクニックをじっくり解説。クリスティのすごさを実感できる、入門に最適な一冊!

目次

第1章 探偵で読む(異邦人としてのエルキュール・ポワロ ポワロを知る二冊―『スタイルズ荘の怪事件』『ポワロの事件簿1』
時代の証人としてのジェーン・マープル ミス・マープルを知る二冊―『ミス・マープルと13の謎』『書斎の死体』 ほか)
第2章 舞台と時代で読む(古き良きメイヘム・パーヴァ メイヘム・パーヴァを知る二冊―『アクロイド殺害事件』『ミス・マープル最初の事件 牧師館の殺人』
ヒット作の鉱脈、中東ミステリ 中東ミステリを味わう二冊―『殺人は癖になる』『ナイルに死す』 ほか)
第3章 人間関係で読む(ロマンス!ロマンス!ロマンス! ロマンスに浸る三冊―『謎のエヴァンス』『忘られぬ死』『ホロー荘の殺人』
三角関係の使い方 三角関係のバリエーションを知る二冊―『杉の柩』『白昼の悪魔』
いろいろな家族の形 家族のドラマを味わう三冊―『ポアロのクリスマス』『ねじれた家』『無実はさいなむ』)
第4章 騙しのテクニックで読む(童謡だけじゃない“見立て” 見立て殺人におののく二冊―『そして誰もいなくなった』『ポケットにライ麦を』
二種類ある、回想の殺人 回想の殺人を味わう二冊―『五匹の子豚』『スリーピング・マーダー』
ミステリの華、意外な犯人 意外な犯人に驚く二冊―『三幕の悲劇』『カーテン』)
第5章 読者をいかにミスリードするか(『シタフォードの謎』『殺人は容易だ』)

出版社・メーカーコメント

没後45年を経ても変わらぬ人気を保ち続ける、ミステリの女王アガサ・クリスティ。大人気カルチャー講座「アガサ・クリスティを読む」の講師である書評家が、名探偵、舞台と時代、人間関係、そして騙しのテクニックに焦点を当て、各章でおすすめ作品を紹介しながら魅力を丁寧に語る。「読者をいかにミスリードするか」の章では、驚くべきテクニックをじっくり解説。この一冊でクリスティのすごさを実感できる、入門に最適な一冊!

著者紹介

大矢 博子 (オオヤ ヒロコ)  
1964年大分県生まれ。書評家・文芸評論家。ミステリや時代小説などエンターテインメント小説をメインにした新聞・雑誌への書評寄稿のほか、多数の文庫解説を執筆。ブックナビゲーターとして中京圏のラジオ出演やイベント司会などでも活躍中。翻訳ミステリー名古屋読書会主宰。2018年から栄中日文化センターにて講座「アガサ・クリスティを読む ミステリーの女王 その世界と魅力」を担当し、人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)