冬雷
出版社名 | 東京創元社 |
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出版年月 | 2017年4月 |
ISBNコード |
978-4-488-02554-0
(4-488-02554-4) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 333P 20cm |
商品内容
文学賞情報 |
2017年
第1回
未来屋小説大賞受賞 |
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要旨 |
大阪で鷹匠として働く夏目代助。ある日彼の元に訃報が届く。12年前に行方不明になった幼い義弟・翔一郎が、遺体で発見されたと。孤児だった代助は、日本海沿いの魚ノ宮町の名家・千田家の跡継ぎとして引き取られた。初めての家族や、千田家と共に町を守る鷹櫛神社の巫女・真琴という恋人ができ、幸せに暮らしていた。しかし義弟の失踪が原因で、家族に拒絶され、真琴と引き裂かれ、町を出て行くことになったのだ。葬儀に出ようと故郷に戻った代助は、町の人々の冷たい仕打ちに耐えながら、事件の真相を探るが…。 |
おすすめコメント
冬雷が鳴る日本海沿いの魚ノ宮町に、多大な影響を及ぼすふたつの名家があった。〈冬雷閣〉と呼ばれる館に住む、塩業で財を成した千田家。怪魚伝説が伝わる、鷹櫛神社を守る加賀美家。千田家の養子となった少年・代助は、神社の跡取りである巫女の真琴と恋に落ちる。幸せな日々を過ごしていたが、悲劇が起きてしまい……。12年後、町を離れ鷹匠となった代助は再び故郷を訪れる。ある弔いのためと、彼の人生を狂わせた事件の真相を探るために。『月桃夜』『雪の鉄樹』の著者が贈る、慟哭の長編ミステリ。