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空襲と文学

ゼーバルト・コレクション

出版社名 白水社
出版年月 2008年10月
ISBNコード 978-4-560-02732-5
4-560-02732-3
税込価格 2,530円
頁数・縦 186,9P 20cm
シリーズ名 空襲と文学

商品内容

要旨

ドイツが第二次大戦で被った惨禍は、戦後の文学によって表現されることがなかった。鬼気迫るアメリー論、ヴァイス論を通して、「破壊の記憶」を検証する。

目次

空襲と文学―チューリヒ大学講義より
悪魔と紺碧の深海のあいだ―作家アルフレート・アンデルシュ
夜鳥の眼で―ジャン・アメリーについて
苛まれた心―ペータ・ヴァイスの作品における想起と残酷

著者紹介

ゼーバルト,ヴィンフリート・ゲオルク (ゼーバルト,ヴィンフリートゲオルク)   Sebald,Winfried Georg
1944年、ドイツ・アルゴイ地方ヴェルタッハ生まれ。フライブルク大学、マンチェスター大学などでドイツ文学を修めた後、各地で教鞭をとった。やがてイギリスを定住の地とし、70年にイースト・アングリア大学の講師、88年にドイツ近現代文学の教授となった。散文作品『目眩まし』(90年)、『移民たち四つの長い物語』(92年)、『土星の環』(95年)を発表し、ベルリン文学賞、ハイネ賞など数多くの賞に輝いた。遺作となった散文作品『アウステルリッツ』(01年)も、全米批評家協会賞、ブレーメン文学賞を受賞し、将来のノーベル文学賞候補と目された。2001年、住まいのあるイギリス・ノリッジで自動車事故に遭い、他界した
鈴木 仁子 (スズキ ヒトコ)  
1956年生まれ。名古屋大学大学院博士課程前期中退。椙山女学園大学准教授。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)