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第三の警官

白水uブックス 188 海外小説永遠の本棚

出版社名 白水社
出版年月 2013年12月
ISBNコード 978-4-560-07188-5
4-560-07188-8
税込価格 1,760円
頁数・縦 354P 18cm

商品内容

要旨

あの老人を殺したのはぼくなのです―出版資金ほしさに雇人と共謀して金持の老人を殺害した主人公は、いつしか三人の警官が管轄し、自転車人間の住む奇妙な世界に迷い込んでしまう。20世紀文学の前衛的方法、神話とノンセンス、アイルランド的幻想が渾然となった奇想小説。

著者紹介

オブライエン,フラン (オブライエン,フラン)   O’Brien,Flann
1911年、アイルランドのディロウン州で生まれる。本名ブライアン・オノーラン。ダブリンのユニヴァーシティ・カレッジを卒業後、公務員として働きながら完成した長篇『スウィム・トゥー・バーズにて』(1939)はベケット、ジョイスらに高く評価された。しかし、第二作『第三の警官』は出版社に拒否され公表を断念。マイルズ・ナ・ゴパリーン名義の新聞コラムで長年にわたって人気を博す。1966年のエイプリル・フールに死去。翌年、『第三の警官』が出版されると、20世紀小説の前衛的方法とアイルランド的奇想が結びついた傑作として絶賛を浴びた
大澤 正佳 (オオサワ マサヨシ)  
1928年生まれ。中央大学名誉教授。英文学・アイルランド文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)