• 本

神秘列車

エクス・リブリス

出版社名 白水社
出版年月 2015年7月
ISBNコード 978-4-560-09040-4
(4-560-09040-8)
税込価格 2,090円
頁数・縦 172P 20cm

商品内容

要旨

政治犯だった祖父が乗った伝説の「神秘列車」を探す旅に出た少年が見たものとは―。めくるめく記憶の彼方に封印された、人生の光と影。莫言が驚嘆した、台湾の新星による傑作短篇集!

おすすめコメント

台湾の歴史の襞に埋もれた家族の物語 日本統治期以降の台湾で、大きな時代のうねりに翻弄されながら生き抜いた家族の物語を、ストーリーテリングの名手が情感をこめて紡ぎだす。一九七一年生まれの著者は数々の文学賞を受賞し、ノーベル賞作家の莫言に文才を賞賛された実力派。初の邦訳となる本書は、代表作に最新作を加えたオリジナル編集による��ベスト版�£Z篇小説集である。収録作品のほとんどは、著者の故郷、台湾・苗栗県が舞台になっている。「神秘列車」政治犯だった祖父が乗った��神秘列車�≠�探して少年は旅に出た。国民党による白色テロで離ればなれになった祖父と祖母の秘められた物語とは。「伯公、妾を娶る」夜遊びをする土地の神様��伯公�≠�落ち着かせようと、村長たちは大陸から妾を娶るが……。グローバル化の波が押し寄せたことによる村人の変化や戸惑いをコミカルに描く。「葬儀でのお話」祖父母、母の死を契機によみがえる、郷土の村に生きた家族の絆と命のかがやき。「鹿を殺す」一九七〇年代、花蓮。アミ族の二人組が小さな町にやってきた。かつて森林は先住民族が住む場所だった――。作品ごとに異なるスタイルと多彩な言語表現により��千の顔をもつ作家�≠ニ称され、テレビドラマ化されるなど、台湾でいま最も注目される作家の魅力を満喫できる一冊。

著者紹介

甘 耀明 (カン ヤオミン)  
1972年、台湾・苗栗県生まれ。台中の東海大学中国文学部在籍中に創作を始め、卒業後は苗栗の地方新聞の記者などをしながら小説を書きためていた。2002年「神秘列車」で寶島文学賞審査員賞、「伯公討妾(伯公、妾を娶る)」で聯合報短篇小説審査員賞を受賞するなど、発表した6篇が文学賞を続けて受賞し、これらの作品を収めた初めての短篇小説集『神秘列車』を03年に刊行した。02年、東華大学大学院に進学し修士号を取得。05年、中短篇小説集『水鬼學校和失去媽媽的水獺』で「中國時報」開巻十大好書(年間ベストテン賞)、中篇小説「匪神」で呉濁流文学賞、06年「香豬」で林栄文学賞受賞
白水 紀子 (シロウズ ノリコ)  
1953年福岡県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科(中国文学)修了。横浜国立大学教授。国立台湾大学客員教授、北京日本学研究センター主任教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)