• 本

皇位継承のあり方 “女性・母系天皇”は可能か

PHP新書 382

出版社名 PHP研究所
出版年月 2006年1月
ISBNコード 978-4-569-64805-7
4-569-64805-3
税込価格 814円
頁数・縦 261P 18cm

商品内容

要旨

「皇室典範」を改正して“女性・女系天皇”も容認すべきか否か。一部では、“男系男子”こそ万世一系の原理だという。しかし著者は、「有識者会議」の答申を大筋で評価し、皇統の安定的な永続には、一層の工夫や方策が必要だと説く。すなわち、女帝もその子孫=母系による継承も認めたうえで、順位は兄弟姉妹があれば男子優先が望ましい。また女性宮家の創立、皇族養子の復活、さらに天皇・皇太子の過密な御公務の見直しなどである。確実な史料と先学の研究を活用しながら、真摯に問う新しい皇室論。

目次

第1章 最近数年の「女性天皇」論議
第2章 「皇室典範」と女帝問題の新論点
第3章 皇位の男系継承史と女系容認論の検証
第4章 皇位継承のあり方に関する管見
第5章 女帝否認論と女系懐疑論の問題点
第6章 女性宮家の創立と帝王学
第7章 歴代の后妃と女帝の役割
第8章 天皇陛下と皇太子殿下の御公務

おすすめコメント

「皇室典範」を改正して“女性・女系天皇”も容認すべきか否か?一部では“男系男子”こそ万世一系の原理だという。しかし皇統の安定的な永続には、女帝もその子孫=母系による継承も認め、順位は男子優先が望ましい。歴史家の視点から問う新しい皇室論。

著者紹介

所 功 (トコロ イサオ)  
昭和16(1941)年、岐阜県生まれ。名古屋大学文学部史学科卒業。同大学院修士課程修了。皇學館大学助教授、文部省教科書調査官を経て、京都産業大学法学部教授。法学博士(慶応大学、日本法制史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)