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歴史の勝者にはウラがある 日本人が誤解している戦国史

PHP文庫 か72−4

出版社名 PHP研究所
出版年月 2018年12月
ISBNコード 978-4-569-76867-0
4-569-76867-9
税込価格 814円
頁数・縦 248P 15cm

商品内容

要旨

日本人がイメージする戦国史は、秀吉や家康など天下人に都合よく改変されたものばかり。実は、秀吉は小田原城を最後まで落城させられず、“忠臣の鑑”と名高い家康の家臣団はとんでもない不良揃いだった。本書は、人気歴史作家が「意外な敗戦秘話」「戦国合戦の奇手奇策」など、“通説”のウラ側に隠された真相を大胆に解き明かす。戦国時代の誤解が吹き飛ぶ一冊。

目次

第1章 冴えわたる智謀(小早川隆景―じつは、徹底的な頭脳戦!厳島の奇襲を演出した知将
白井入道―一〇倍もの軍勢で攻め寄せる謙信を破った謎の軍師 ほか)
第2章 意外な敗戦秘話(三方原の戦い―いちばんの敵は味方だった!?家康を大敗させたダメ家臣団
小田原攻め―追い詰められたのは秀吉!?ついに“落城”しなかった小田原城 ほか)
第3章 戦国合戦の奇手奇策(松山城モグラ作戦―関東の勢力図を塗り替えた天然の要害の争奪戦!
三木城干殺し作戦―前代未聞!互角の兵力で始まった二年にわたる攻囲戦 ほか)
第4章 情けなき愚将たち(石田三成―武功のためなら味方も欺く!満天下にさらした戦下手
荒木村重―有岡城本丸での悲惨な人質交渉!一族郎党を見捨てた男)
第5章 生き残りをかけた策謀(志賀親次―島津の大軍を孤塁で撃退!知られざる豊後の名将
毛利輝元―天下人の夢ふたたび?大坂の役の謀反計画 ほか)

おすすめコメント

「家康を悩ませ続けた不良家臣団」「10倍の軍勢で返り討ちに遭った上杉謙信」――固定化された日本人の戦国合戦のイメージを覆す一冊。

著者紹介

河合 敦 (カワイ アツシ)  
歴史作家。多摩大学客員教授。早稲田大学非常勤講師。1965年、東京都町田市生まれ。青山学院大学卒。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学(日本史専攻)。文教大学付属中学・高等学校教諭などを経て、現在に至る。旺盛な執筆、講演活動だけでなく、『世界一受けたい授業』などテレビ出演も多数。第17回郷土史研究賞優秀賞(新人物往来社)、第6回NTTトーク大賞優秀賞を受賞。2018年雑学文庫大賞(啓文堂書店主催)。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)