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日本経済「余命3年」 〈徹底討論〉財政危機をどう乗り越えるか

出版社名 PHP研究所
出版年月 2010年12月
ISBNコード 978-4-569-79291-0
4-569-79291-X
税込価格 1,430円
頁数・縦 219P 19cm

商品内容

要旨

無策な民主党政権を一喝!五つの戦略でこの国は必ず甦る。

目次

第1章 「国家破綻」に至るシナリオ(財政運営戦略で財政赤字は解消しない
歳出の「大枠」しか決められなかった理由 ほか)
第2章 税と世代間の負担をどうするか(消費税は早期に上げるべきか
「早期の増税は失敗する」というアレシナの提言 ほか)
第3章 社会保障をどうすべきか(「社会保障の充実」は可能か
「社会保障関係費」を聖域にしてはいけない ほか)
第4章 経済成長の鍵になる考え方(「スパイキーな世界」に挑む
郵政民営化の見直しが、財政をさらに悪化させる ほか)
第5章 真の「政治主導」の実現を(予算を財務省から取り戻す
官僚の知恵をいかに使うか ほか)

出版社
商品紹介

政府の借金が900兆円という日本の財政は、はたして破綻するのか。破綻を食い止める策はあるのか。第一級の専門家が提言する。

おすすめコメント

政府の債務残高が1000兆円近くあるいま、日本は財政危機を迎えている。「よく日本経済は『全治3年』などという人がいますが、私は『余命3年』と考えたほうがいいと思います。2012年、13年までが最後のチャンスで、それを超えていまのような状況が続くと、本当に何が起こるかわかりません」(本書の竹中平蔵氏の発言より)本書は、竹中平蔵氏、池田信夫氏に、財政学の専門家である土居丈朗氏、社会保障の専門家である鈴木亘氏を加え、日本経済における財政のあり方を論じたものである。無為無策の民主党政権に対し、経済のプロである4名が、財政危機を乗り越え、日本を甦らせるための方策を熱く語り合う!

著者紹介

竹中 平蔵 (タケナカ ヘイゾウ)  
1951年和歌山県生まれ。1973年一橋大学経済学部卒業後、日本開発銀行に入行、その後、ハーバード大学客員研究員、ペンシルバニア大学客員研究員、大蔵省財政金融研究所主任研究官、大阪大学経済学部助教授、ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授を歴任し、1998年に「経済戦略会議」(小渕首相諮問会議)メンバーとなる。2001年には小泉内閣で経済財政政策担当大臣に就任し、2002年金融担当大臣・経済財政政策担当大臣、2004年経済財政政策・郵政民営化担当大臣
池田 信夫 (イケダ ノブオ)  
1953年京都府生まれ。1978年東京大学経済学部を卒業後、NHKに入社。報道番組の制作に携わり、1993年に退社。1997年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程を中退し、同年国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)助教授。2000年GLOCOM教授、2001年経済産業研究所上席研究員を経て、上武大学経営情報学部教授。学術博士(慶應義塾大学)。日本を代表する人気ブロガーとして積極的な言論活動を展開している
鈴木 亘 (スズキ ワタル)  
1970年生まれ。1994年上智大学経済学部卒業後、日本銀行入行。1998年に退職し、大阪大学大学院博士課程修了(経済学博士)。大阪大学社会経済研究所助手、(社)日本経済研究センター副主任研究員、大阪大学大学院国際公共政策研究科助教授、東京学芸大学教育学部准教授等を経て、学習院大学経済学部教授
土居 丈朗 (ドイ タケロウ)  
1970年生まれ。1993年大阪大学経済学部卒業。1999年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。慶應義塾大学経済学部助教授、財務省財務総合政策研究所主任研究官等を歴任し、現在は慶應義塾大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)