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伊賀忍び控え帖

出版社名 PHP研究所
出版年月 2011年10月
ISBNコード 978-4-569-79945-2
4-569-79945-0
税込価格 1,870円
頁数・縦 315P 20cm

商品内容

要旨

手練の忍術を遣い、乱世の影に生きた伊賀者・遠山太兵衛―。遙か遠方を見直す「天眼通」、人の心を読む「他心通」など、人間離れした技を持ちながら、主君を求めず、野心を持たない。他の認者集団との死闘、戦国武将を陥れる危機一髪の作戦など、緊迫の展開から眼を離せない、戦国忍者エンターテインメント。

出版社
商品紹介

松永久秀、織田信長さえも罠に嵌めた伊賀者・遠山太兵衛。常に陰の存在として乱世を生きた忍者の活躍を痛快に描いた時代小説の快作。

おすすめコメント

戦国時代、群雄たちの抗争の影には、手練の忍術を遣い、影に生きた忍者の存在があった。とくに伊賀者と呼ばれた忍びたちは、畿内に近いこともあって戦国武将たちの小競り合いや暗殺などに活躍した。一人の主君は求めず、野心を持たないフリーランスの専門集団だ。彼らの中には、身のこなしや武器の扱いのみならず、現代でいう「超能力」のような人間離れした技を持つ男がいた。肉眼で見えない遥か遠方を見通す「天眼通」、遠く離れた場所から人の心を読む「他心通」……。本書の主人公・遠山太兵衛は、こうした特殊能力を駆使しながら、他の忍者集団を打ち破り、松永弾正や織田信長に一泡吹かせるなど、小気味よい活躍を見せる。歴史小説・剣豪小説の第一人者である著者が、史実を踏まえつつ、太兵衛という主人公を得て迫力満点のエンターテインメントを完成させた。2011年10月スタートのNHK・BS時代劇「塚原卜伝」原作者の面目躍如たる傑作長篇!

著者紹介

津本 陽 (ツモト ヨウ)  
1929年、和歌山市生まれ。東北大学法学部卒業後、サラリーマン生活を経て、小説家を志す。1978年、『深重の海』で直木賞受賞。1995年、『夢のまた夢』で吉川英治文学賞受賞。2005年、菊池寛賞受賞。1997年、紫綬褒章受章。2003年、旭日小綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)