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一神教とは何か キリスト教、ユダヤ教、イスラームを知るために

平凡社新書 865

出版社名 平凡社
出版年月 2018年2月
ISBNコード 978-4-582-85865-5
4-582-85865-1
税込価格 902円
頁数・縦 238P 18cm

商品内容

要旨

寛容か、不寛容なのか。「慈愛」と「平和」を説く三つの宗教がなぜ、「憎しみ」から逃れられず、「戦争」に関わるのか。「異質な他者」と向き合う、文化システムの在り方。信者が世界人口の半数以上を占める大規模な「一神教」の教義と歴史、そして現実の社会に及ぼす多大な影響を事件・出来事に至るまで、一神教の理論と現実、各宗教の共通点と相違点をわかりやすく説き起こす。

目次

第1章 日本文化論としての一神教批判(日本は寛容なのか
日本社会から見た一神教
「大きな物語」としての一神教)
第2章 一神教の起源と展開―グローバル・アクターとしての一神教(「一神教」とは何か
多神教世界における一神教の誕生
一神教の文明論的系譜
現代における一神教の広がり)
第3章 一神教の基本的な考え―何が同じで、何が違うのか(創造論
終末論
偶像崇拝の禁止)
第4章 一神教世界における戦争―戦争は不寛容の結果か(戦争論の類型
絶対平和主義
正戦論
聖戦論
宗教多元社会における正義の模索)
第5章 現代世界における課題―不寛容をいかに抑制するか(世俗主義と原理主義
政教分離
犠牲の論理)

著者紹介

小原 克博 (コハラ カツヒロ)  
1965年大阪生まれ。同志社大学大学院神学研究科博士課程修了。同志社大学神学部教授、良心学研究センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)