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カワセミ都市トーキョー 「幻の鳥」はなぜ高級住宅街で暮らすのか

平凡社新書 1049

出版社名 平凡社
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-582-86049-8
4-582-86049-4
税込価格 1,210円
頁数・縦 302P 18cm

商品内容

要旨

鮮やかな色合いと独特のフォルムで老若男女から人気の野鳥カワセミ。「清流の鳥」のイメージが強く、戦後の公害や水質汚染で東京から姿を消したが、近年では23区部で子育てしているという。しかも暮らすのは東京屈指の高級住宅街の数々―。カワセミは人工都市トーキョーにどう適応し増えているのか?カギは、ヒトもカワセミも大好きな地形「小流域源流」!“青い鳥”が住む街は、人間も暮らしやすい。ベストセラー『国道16号線』著者による新都市論。

目次

第1章 ようこそ、カワセミ都市トーキョーへ
第2章 カワセミとはどんな鳥か
第3章 東京カワセミ日記
第4章 「新しい野生」の一部としての「東京のカワセミ」―餌は外来生物、巣はコンクリート水抜き穴
第5章 カワセミが住む街はなぜ「高級住宅街」なのか―「古い野生」が潜む場所
第6章 「新しい野生」と「古い野生」がつながる―カワセミ都市トーキョー

出版社・メーカーコメント

カワセミが都心で増えている! 棲むのは東京屈指の高級住宅街。カワセミと人間の関係を「小流域思考」で解き明かす新都市論。

著者紹介

柳瀬 博一 (ヤナセ ヒロイチ)  
1964年、静岡県浜松市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、日経マグロウヒル社(現・日経BP社)に入社。「日経ビジネス」記者、単行本編集、「日経ビジネスオンライン」プロデューサーを務める。2018年より東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。23年、『国道16号線―「日本」を創った道』(新潮社)で手島精一記念研究賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)