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AIを美学する なぜ人工知能は「不気味」なのか

平凡社新書 1076

出版社名 平凡社
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-582-86076-4
4-582-86076-1
税込価格 1,100円
頁数・縦 221P 18cm

商品内容

要旨

SF映画やマンガで、私たちはロボットや人工知能が活躍する物語に魅せられてきた。現実の世界でも、生成AIをはじめ人工知能はごく身近なものとなっている。今、あなたはAIのことをどう感じているだろうか?心躍る楽しい技術?それとも、違和感や不安を抱かせる存在?私たちにとって、AIとはいったい何なのだろうか?「不気味さ」「騙されるということ」「身体性」…これらの視点を手がかりに、AIを美学の問題として考える。

目次

第一章 幽霊はどこにいる―AIをめぐる、別な語り(私たちにとってAIとは何なのか?
遊びとしてのテクノロジー ほか)
第二章 私もロボット、なのか―本当は怖くないフランケンシュタイン(技術が人の姿で現れる
素顔の「怪物」 ほか)
第三章 不気味の谷間の百合―賢いハンスたちと共に(フランケンシュタインとゾンビ
「不気味さ」とは何を意味するのか? ほか)
第四章 実存はAIに先立つ―人工知能の哲学、ふたたび(人工知能とは哲学の問題である
ドレイファスのAI批判 ほか)
第五章 現代のスフィンクス―人間とは何か?とAIは問う(ロボットの娘とAIアイドル
AIの制作した「作品」の意味 ほか)

出版社・メーカーコメント

AIに芸術は創造できるのか? 機械に「死」はあるのか? そもそもAIと人の違いとは? 人工知能が身近になりつつある今、美学者がAIの「面白さ」を考えてみる一冊。

著者紹介

吉岡 洋 (ヨシオカ ヒロシ)  
1956年京都生まれ。京都大学文学部哲学科(美学専攻)、同大学大学院修了。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授、京都大学大学院文学研究科教授、同大学こころの未来研究センター特定教授を経て、現在京都芸術大学文明哲学研究所教授。専門は美学・芸術学、情報文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)