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知覚の現象学 改装版

叢書・ウニベルシタス 112

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2015年12月
ISBNコード 978-4-588-14025-9
4-588-14025-6
税込価格 8,800円
頁数・縦 862,19P 20cm
シリーズ名 知覚の現象学

商品内容

目次

緒論 古典的偏見と現象への復帰(「感覚」
「連合」と「追憶の投射」
「注意」と「判断」
現象の領野)
第1部 身体(客体としての身体と機械論的生理学
身体の経験と古典的心理学
自己の身体の空間性と運動機能
自己の身体の総合
性的存在としての身体
表現としての身体と言葉)
第2部 知覚された世界(感覚すること
空間
他人と人間的世界)
第3部 対自存在と世界における(への)存在(コギト
時間性
自由)

出版社・メーカーコメント

サルトルとならび戦後思想の根底に計り知れぬ影響をもたらした著者の記念碑的大著の全訳。近代哲学の二つの代表的な立場、主知主義=観念論と経験主義=実在論の両者を、心理学・精神分析学の提供する資料の解釈を通じて内在的に批判するとともに、両義的存在としての「生きられる身体」の概念を回復し、身体=知覚野において具体的・人間的主体の再構築をめざす。

著者紹介

メルロ=ポンティ,モーリス (メルロポンティ,モーリス)   Merleau‐Ponty,Maurice
1908年生まれ。エコール・ノルマル卒業後、多くのリセーで教えるとともに、エコール・ノルマルでも教壇に立つ。戦後リヨン大学、ソルボンヌ教授を経て、1952年コレージュ・ド・フランス教授となる。1945年サルトルとともに雑誌『現代』を主宰し、実存主義の運動を理論的に指導したが、1952年サルトルと決裂し同誌を去る。1961年不慮の死
中島 盛夫 (ナカジマ モリオ)  
1922年横浜市生まれ。東京大学文学部卒。横浜市立大学名誉教授。1996年3月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)