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カウンセラーの〈こころ〉

出版社名 みすず書房
出版年月 2006年2月
ISBNコード 978-4-622-07195-2
4-622-07195-9
税込価格 3,080円
頁数・縦 295P 20cm
シリーズ名 カウンセラーの〈こころ〉

商品内容

要旨

本書はカウンセリングとは何か、カウンセラーとはどういう存在なのかを、やさしく語ったもの。カウンセリングに携わる内輪の人たちへの講演や、勉強会でのディスカッションの材料として発表したものが大半である。ここからはクライエントとの人間的なつながりの上に立ち、クライエントの人格的成熟をめざすカウンセラーの姿が浮かび上がる。自らの迷い、感情の動きをも率直に綴りながら、カウンセリングの過程を具体的な事例で明らかにする。また、今日問題の、カウンセリングと教育の接点を探り、青年期境界例に迫る。

目次

カウンセリングの実践の基本
カウンセリングの基礎―病者とのふれあい
カウンセリングの心
カウンセリングの要領
心理治療にかかわる諸問題―カウンセラーとクライエントの関係を中心として
カウンセリングと教育の接点―教えるということと育てるということ
若い夫婦とのカウンセリング―その経過と問題点
青年期「境界例」へのアプローチ―最近出会った若いクライエントたちの例から
未解決な悲哀反応と無気力状態にある一人の父親について考えたこと
私と学生相談
スーパーバイザーの機能―スーパービジョンの実践に当たって考えていること
コジャーズ/クライエント中心療法―その本質と日本における変容

出版社
商品紹介

カウンセリングとは何か、どんな存在か。40年の臨床経験からクライエントとの関係を見つめ、臨床家にふさわしいあり方を指し示す。

著者紹介

佐治 守夫 (サジ モリオ)  
1924‐1996。1924年山形市に生れる。1948年東京大学文学部心理学科卒業、国立精神衛生研究所厚生技官。1967年東京大学教育学部助教授、(教育心理学科)教授を経て、1982年東京大学定年退職。1982年日精研心理臨床センター所長、日精研心理臨床学院長。1956年よりW・H・O Fellow(交換研究員)として、アメリカスタンフォード大学、W・H・O本部その他に留学。1996年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)