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わらの犬 地球に君臨する人間

出版社名 みすず書房
出版年月 2009年10月
ISBNコード 978-4-622-07490-8
4-622-07490-7
税込価格 3,960円
頁数・縦 216,30P 20cm

商品内容

要旨

一神教が誕生して「進歩」や「歴史」の観念が生まれる前は、「時間」の感覚がどのように違ったか。もし私たちが暗に了解する終末論から解放されたら、どんな世界が見えてくるか。現代文明がキリスト教と科学技術の発展とを両輪にして疾駆してきた筋道を、糸をほぐすようにたどる。

目次

1 人間(科学か、ヒューマニズムか
恣意的進化の蜃気楼 ほか)
2 欺瞞(仮面舞踏会
ショーペンハウアーの難題 ほか)
3 道徳の害(磁器と命の値段
道徳の迷信 ほか)
4 救われざるもの(救済者
大審問官とトビウオ ほか)
5 無進歩(ド・クウィンシーの歯痛
時の環 ほか)
6 ありのまま(行動の慰め
シジフォスの進歩 ほか)

著者紹介

グレイ,ジョン (グレイ,ジョン)   Gray,John
1948年生まれ。イギリスの政治哲学者。オックスフォード大学で博士号取得後、オックスフォード大学、ハーヴァード大学、イェール大学その他で教鞭をとり、2008年に引退するまでロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授(ヨーロッパ思想)
池 央耿 (イケ ヒロアキ)  
1940年東京生まれ。翻訳家。国際基督教大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)