• 本

小説の恋愛感触

出版社名 みすず書房
出版年月 2010年7月
ISBNコード 978-4-622-07519-6
(4-622-07519-9)
税込価格 3,080円
頁数・縦 217P 20cm

商品内容

要旨

小説が紋切り型の幸福を脱ぎすてて、物語からの夜逃げを企てたとき、剥き出しの「恋愛感触」が現れる。言葉が紡ぐ行き先のない快楽へと誘う、めくるめく批評体験。

目次

はじめに―切ない背理
性器なき地平で―松浦理英子『ナチュラル・ウーマン』
裸の固有性―松浦理英子『親指Pの修業時代』
わたしは犬になり、あなたはわたしになる―松浦理英子『犬身』
行き先のない快楽―多和田葉子『変身のためのオピウム』
視力の蜜度―星野智幸『目覚めよと人魚は歌う』
歪んだ文字―星野智幸『溶けた月のためのミロンガ』
恋愛を葬る―水村美苗『本格小説』
ヒロインの死―夏目漱石『虞美人草』
視線と復讐―高木芙羽『フラワービジネス』茂田眞理子『スキンディープ』〔ほか〕

出版社
商品紹介

〈恋愛感触〉を鍵に、一般的な幸福に吸収されない濃密な関係性を描く作家たちの言葉の挑戦を解明。新世代の文芸評論家が放つ本格批評。

著者紹介

内藤 千珠子 (ナイトウ チズコ)  
1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、大妻女子大学文学部日本文学科専任講師。専攻は近現代日本語文学・文芸批評。著書に『帝国と暗殺―ジェンダーからみる近代日本のメディア編成』(新曜社、2005、2008年度女性史学賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)