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古代の人・ひと・ヒト 名前と身体から歴史を探る

歴史文化ライブラリー 552

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-642-05952-7
4-642-05952-0
税込価格 1,870円
頁数・縦 231P 19cm

商品内容

要旨

古代国家が作成した戸籍・計帳からは窺えない有名無名の人々の世界。『日本霊異記』などを手がかりに、人名、障害や病気、身長、顔まで、個性ある一人一人と向き合いつつ人々の心のうちを解明する、環境への心性史。

目次

古代の人・ひと・ヒト―プロローグ
古代の人々と人名(『日本霊異記』の人名
『日本霊異記』の「姓名詳らかならず」
字名―『日本霊異記』の通称
『日本霊異記』の人名表記の使い分け)
古代の人々と障害者・病者(律令制下の障害者・病者
『日本霊異記』の善報譚
『日本霊異記』の悪報譚(1)―障害・病気と戸令盲目令
『日本霊異記』の悪報譚(2)―障害・病気と因果応報)
古代の人々と身長(古代の人々の身長はどのくらいであったか
天皇の身長とその周辺
古代の地域社会と身長)
古代の人々と顔―エピローグ

出版社・メーカーコメント

古代社会に生きた有名無名の多くの人々。名前も身長も顔もさまざまで、障害者や病者もいた。古代国家が作成した戸籍・計帳から離れ、『日本霊異記』などを手がかりに、実際の人名を探る。また、仏教の因果応報と結びつけられた障害や病気、現代と異なる身長への意味付け、顔・表情への関心など、個性ある一人一人と向き合う、環境への心性史。

著者紹介

三宅 和朗 (ミヤケ カズオ)  
1950年、東京都に生まれる。1980年、慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、慶應義塾大学名誉教授、博士(史学・慶應義塾大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)