• 本

グローバル人材とは誰か 若者の海外経験の意味を問う

出版社名 青弓社
出版年月 2016年3月
ISBNコード 978-4-7872-3397-4
4-7872-3397-1
税込価格 2,860円
頁数・縦 318P 19cm

商品内容

要旨

留学をはじめ海外で生活する若者は多いのにもかかわらず、「若者は内向きだ」という前提で行政や企業が強く求める「グローバル人材」とはいったい誰なのか。インターネット調査とフィールドワークを組み合わせて、「普通の若者」にとっての海外経験の意味をすくい取り、「グローバル人材」という特権的な人材層の育成だけに目を向けるのではなく、若者のキャリア形成の多様性を確保する必要性を指摘する。

目次

第1部 若者は「内向き」か?―インターネット調査からみる若者の海外経験と人生(若者にとっての海外経験)
第2部 「外」に向かう人びと―フィールドワークからみる若者の海外経験と人生(「自分探し移民」オーストラリア、カナダ―「あれもこれも」の魅惑と困惑
「自分探し移民」と「グローバル人材」―“自分”と“企業”をめぐるジェンダー・階層
「グローバル市民」のスゝメ―帰国者も、移民も、移動者も)

著者紹介

加藤 恵津子 (カトウ エツコ)  
1965年、埼玉県生まれ。国際基督教大学教授。専攻は文化人類学、ジェンダー研究
久木元 真吾 (クキモト シンゴ)  
1970年、神奈川県生まれ。公益財団法人家計経済研究所次席研究員。専攻は若者の社会学、比較社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)