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パラレルな知性

犀の教室Liberal Arts Lab

出版社名 晶文社
出版年月 2013年10月
ISBNコード 978-4-7949-6812-8
4-7949-6812-4
税込価格 1,870円
頁数・縦 293P 19cm

商品内容

要旨

3.11で専門家に対する信頼は崩れた。その崩れた信頼の回復のためにいま求められているのは、専門家と市民をつなぐ「パラレルな知性」ではないか。そのとき、研究者が、大学が、市民が、メディアが、それぞれに担うべきミッションとは?「理性の公的使用」(カント)の言葉を礎に、臨床哲学者が3.11以降追究した思索の集大成。

目次

第1章 問い1―科学のエシックス(どんな専門家がいい専門家?
トランスサイエンス時代の科学者の責任 ほか)
第2章 問い2―大学のミッション(だれかの代わりに
“代弁”という仕事 ほか)
第3章 問い3―コミュニティの課題(フォロワーシップについて
ボランティアという文化 ほか)
第4章 問い4―メディアの役割(「政治」と「政局」
イデオロギーの時代 ほか)
第5章 右肩下がりの時代に(「右肩下がりの時代」をどう生きるか?
「聴く力」と「待つ力」)

出版社
商品紹介

「理性の公的使用(カント)」を胸に、臨床哲学者が3.11以降に追究した思索の集大成。危機の時代における知性のあり方を問う。

著者紹介

鷲田 清一 (ワシダ キヨカズ)  
1949年京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学教授、大阪大学総長などを歴任。現在、大谷大学教授、せんだいメディアテーク館長。哲学・倫理学を専攻。89年『分散する理性』(のち『現象学の視線』に改題、講談社学術文庫)と『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫)でサントリー学芸賞、2000年『「聴く」ことの力』(阪急コミュニケーションズ)で桑原武夫学芸賞、12年『「ぐずぐず」の理由』(角川選書)で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)