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「仕事ができる」とはどういうことか?

出版社名 宝島社
出版年月 2019年12月
ISBNコード 978-4-8002-9469-2
4-8002-9469-X
税込価格 1,650円
頁数・縦 277P 19cm

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要旨

「仕事ができる」と言われるようになるには、何をするべきか。専門知識を学ぶとともに、コミュニケーションやプレゼンテーション、交渉、語学などの「スキル」を身につけようとする人が少なくないのではないだろうか。だが、本当に仕事ができる人には、それ以上の何かがあることが多い。「センス」である。本書では、ベストセラーを含む多数の著書がある二人の“ビジネスの達人”が、仕事における「センス」と「スキル」の関係、「仕事ができる人」の定義などを対談形式で語り尽くす。ビジネスで成功する「できる人」は、スキルやサイエンス、分析といった言語化・数値化ができるものだけではなく、明確なエビデンスや成果、習得過程が目に見えにくいセンス、アート、直観なども重視するという。対談に臨んだ著者の楠木建氏は、一橋ビジネススクール教授で専攻は競争戦略。著書に『ストーリーとしての競争戦略』(東洋経済新報社)などがある。山口周氏は、独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。電通、ボストン・コンサルティング・グループ、コーン・フェリーなどで企業戦略策定、文化政策立案、組織開発に従事してきた。著書に『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)など。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2020年1月31日]

商品内容

要旨

MBA、論理的思考…デフレ化するビジネススキル。スキルよりセンスがものをいう時代。「論理」と「感性」をめぐる新時代の仕事論。

目次

第1章 スキル優先、センス劣後の理由(アート派、センス派は“ビルの谷間のラーメン屋”
ビジネスとは問題解決 ほか)
第2章 「仕事ができる」とはどういうことか?(労働市場で平均点にお金を払う人はいない
「やってみないとわからない」センスの事後性 ほか)
第3章 何がセンスを殺すのか(ビジネスパーソンの「エネルギー保存の法則」
「横串おじさん」と位置エネルギーの“魔力” ほか)
第4章 センスを磨く(センスの怖さはフィードバックがかからない点
島田紳助の「芸人は努力するな」の意味 ほか)

おすすめコメント

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』がベストセラーとなっている企業コンサルティングの山口周氏、そして『ストーリーとしての競争戦略』で知られる一橋大学教授・楠木健氏による「新時代の仕事論」をテーマにした対談本。GAFAに太刀打ちできず、海外IT企業に食われるばかりの日本企業。IT分野だけでなく、その他の分野でも日本企業は世界的にイノベーションを起こすこができなくなっている――。日本企業の停滞の原因は、旧態依然とした「仕事ができる」ことへの評価にあった。不安定で不確実、かつ曖昧で複雑化する現代社会では、情報処理スキルには限界があり(誰がやっても同じ答えになる)、2人は「仕事ができる=スキルが高い」というモードから、「仕事ができる=センスがある」といわれる感性、感覚、勘などが重要視される時代にならざるを得ない、と予言する。あなたの仕事観を根底から変える、新時代の仕事の教科書。

著者紹介

楠木 建 (クスノキ ケン)  
1964年東京都生まれ。89年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。一橋ビジネススクール教授。専攻は競争戦略。企業が持続的な競争優位を構築する論理について研究している
山口 周 (ヤマグチ シュウ)  
1970年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科修士課程修了。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。電通、ボストン・コンサルティング・グループ、コーン・フェリー等で企業戦略策定、文化政策立案、組織開発に従事。現在、株式会社ライプニッツ代表、株式会社中川政七商店、株式会社モバイルファクトリー社外取締役、一橋大学大学院経営管理研究科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)